クルクミンと精油成分
木曜日, 2月 7th, 2008健康増進作用が話題になるにつれ、ウコンが注目されるようになってきました。
最初にウコンの薬理作用が科学的に研究されたのは、16~17世紀頃に、インドネシアのクスリウコンがヨーロッパに運ばれ、研究の末、胆汁の分泌を促進する作用が発展され、胆嚢のクスリが作られたことに始まるようです。
今ではウコンの効能として、 唾液分泌促進作用や健胃作用が認められ、さらに抗腫瘍活性作用などもあるのではないかと研究が進んでいます。
ウコンの成分については、現在ほぼ研究成果が確定しています。およそ100種類の物質が確認されています。その中でも代表的な成分としてら上げられるのが「クルクミン」という成分です。また、ウコンの根茎などを蒸留することによって得られるクルクメンやターメロン、ジンギベレン、フェランドレン、テルペン類などの精油成分が得られますが、これら揮発油成分もウコンの効能の重要な部分を占めているのではないかと考えられています。
クルクミンというのは、ウコン独特の黄色色素で、胆汁分泌促進作用、肝機能亢進作用、抗腫瘍活性作用、利尿作用などがあるとされます。
精油成分の効能としては次のようなものがあげられます。
クルクモール:ガンの増殖率を抑制する作用がある。
α-クルクメン:コレステロールを解かす作用があり、胆道結石、動脈硬化予防になる。
ターメロン:胆汁分泌を促進する作用がある。
テルペン類:鎮静効果がある。
以上にあげたほかに、ミネラルなどの微量元素や食物繊維などが含まれています。
ウコンには春ウコン、秋ウコン、紫ウコンなどの種類があり、それそれ成分の含有量にさがあり、苦みの強弱や味の違い、効能の差などが生じてきます。
以下にウコンの成分と作用をまとめて表にしてみました。
成 分
作 用
クルクミン
肝臓機能を強化し、胆汁分泌を促進する作用や利尿作用がある。
ターメロン
胆汁分泌を促進する作用がある。
シネオール
健胃作用、殺菌・防腐作用にすぐれた効果がある。
α-クルクメン
実験的にではあるが、抗ガン作用に対し強い活性が認められている。体内のコレステロールを解かす作用があり、胆道結石や動脈硬化に有効だといわれている。
クルクモール
実験的にではあるが、抗ガン作用の活性が認められている。中国では子宮頸ガンの治療に臨床応用されている。
β-エレメン
実験的な腫瘍に対して増殖を抑える活性が認められている。
アズレン
炎症や潰瘍を治す作用や胃液のペプシンを抑える作用があるので、アフタ性口内炎、胃・十二指腸潰瘍などの治療薬として使われる。
カンファー
精神の興奮作用がある。
テルペン類
鎮静作用がある。
フラボノイド
毛細血管の壁を緻密にし、血液からタンパク質やびたみんCなどが血管を通って尿に流れ出すのを防ぐビタミンPの作用がある。
